体内時計の調整
2005年 04月 11日
食事と生活リズムを調節する体内時計は関連性があることが研究によって突き止められました。
睡眠・覚醒や体温変化などの周期的なリズムを司る「生物時計」の遺伝子の働きを調節しているたんぱく質(受容体)を、大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)の研究チームが突き止めました。
この受容体は脂肪の一種のコレステロールと結びつくことが別の研究で報告されていて、生物時計の調節に食事が関係する可能性が出てきたと言われています。
研究チームは「RORα」と呼ばれる受容体の働きを抑制したマウスを作りました。このマウスは睡眠・覚醒のリズムが正常なマウスより短く、生物時計の調節に重要な光への反応も不安定でした。
さらに、この受容体を持たない細胞を作り生物時計の遺伝子の1つであるBmal1の働き方を調べたところ、Bmal1は通常24時間周期で働きが強くなったり弱くなったりするのに、受容体がない細胞では周期が殆ど見られませんでした。
細胞に外部から受容体を加えて見たところ、周期は正常に戻りました。
この事から研究チームは「RORαは生物時計の周期性を調節する働きがある」と結論づけたのです。
RORαはコレステロールと結びつくとされていて、研究チームの内匠(たくみ)透・同研究所神経科学部門研究室長は「食事によるコレステロールの摂取量と生体リズムが関係しているかもしれない」と話しています。
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <生物時計>食事が関係? 調節たんぱく質を発見
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睡眠・覚醒や体温変化などの周期的なリズムを司る「生物時計」の遺伝子の働きを調節しているたんぱく質(受容体)を、大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)の研究チームが突き止めました。
この受容体は脂肪の一種のコレステロールと結びつくことが別の研究で報告されていて、生物時計の調節に食事が関係する可能性が出てきたと言われています。
研究チームは「RORα」と呼ばれる受容体の働きを抑制したマウスを作りました。このマウスは睡眠・覚醒のリズムが正常なマウスより短く、生物時計の調節に重要な光への反応も不安定でした。
さらに、この受容体を持たない細胞を作り生物時計の遺伝子の1つであるBmal1の働き方を調べたところ、Bmal1は通常24時間周期で働きが強くなったり弱くなったりするのに、受容体がない細胞では周期が殆ど見られませんでした。
細胞に外部から受容体を加えて見たところ、周期は正常に戻りました。
この事から研究チームは「RORαは生物時計の周期性を調節する働きがある」と結論づけたのです。
RORαはコレステロールと結びつくとされていて、研究チームの内匠(たくみ)透・同研究所神経科学部門研究室長は「食事によるコレステロールの摂取量と生体リズムが関係しているかもしれない」と話しています。
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <生物時計>食事が関係? 調節たんぱく質を発見
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by toygarden
| 2005-04-11 14:31
| サイエンス